Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜

怒涛の一週間も半分を過ぎた。残るはミニコミ紙の制作とアジカンライブだ。もう少し、もう少し。


今週を無事乗り切れたら、来週の火曜あたりに完全休養日を設けたい。いや、設けるのだ。断固。
完全休養日を取る、と考えただけでも今のギリギリな気持ちに張りが出るような気がする。あそこまで頑張れ自分。あそこまで頑張れば休みだ。何て素敵な目標なんだろう。


仕事には必ず目標や期限が必要だ。期限が無い仕事は仕事じゃない、なんて言葉もある。例え完遂に3年かかるような大きな仕事だって、作業を細かくブレイクダウンし、年、期、月、週、日、という単位で目標や期限を決める必要がある。そしてそれぞれのスケジュールを無理なく組み立て、必ずそれまでの成果を評価し、大きな戻りが無いようにする。これがいわゆるWork Breakdown Structure (WBS)であり、プロジェクトにおいて最も大切な手順である。


目標や期限がなければ、人は今やるべき作業が見えにくくなる。3ヶ月で完遂した仕事があったとして、期限が6ヶ月伸びた途端6ヶ月ギリギリで完遂する仕事になってしまう。期限を延長することにあまり意味は無いのだ。


ただし、細かく目標を定めることの問題もある。ブレイクダウンすると、作業は大きな塊から小さな塊へと枝分かれし、さらにその塊が更に小さな塊へと分かれていくため、樹形図のような形になる。大規模なプロジェクトであればあるほど、この樹形図は何層にも階層化し、それぞれの塊を担当する人員も多くなる。
そうなると、横のつながりが薄くなって情報の共有が不足し、無駄な作業が多くなることがある。また、そもそものプロジェクトの根幹を成す目的が見失われてしまい、仕様(設計書)の解釈がまるで異なってしまったということもある。
こういったことを避けるためにプロジェクトマネジメントという分野で様々なノウハウが紹介されているのだ。僕もいつか正式に学びたい。


いずれにせよ果たすべき到達点、特に期限・品質・コストの面での目標を達成するため、必ずブレイクダウンは必要だ。目の前の目標のために今、その仕事を達成せねばならない。


そんなわけで、僕は目の前に迫っている期限に向けてカタカタやっている。遅れそうになれば、ひとまず品質とコストはあとで考えるしかない。っていうか、助けて。