判断材料をまとめる②
(前回からの続き)
特に、他者に判断をさせるための判断材料を与える、すなわち説得するということは、相手に理解してもらいかつ納得してもらう必要がある。世の中には色々な相手がいるわけで、その理解度や納得しやすさなどが千差万別ではあるが、一般的な人間にとって理解しやすく、納得しやすいような話し方、内容というものがある。
その一つが、科学であると思う。
この世の中には普遍的なルールがある。それが物理学だったり、宗教学だったり、言語学だったりするのだが、ともかく普遍的なルールが存在している、ということが、人類にとって大きな共通認識だと思う。それが、いわゆる科学である。
すなわち、私たちが学び、あるいは研究する科学というものが、人類のほとんどが共通認識している普遍的な世の中のルールであり、そのルールに従って構築された判断材料(理論)に従って人間のほとんどは都度判断し、進むべき道を決める。その道というのは、自分が死からできるだけ遠ざかり、幸せな人生を送ることができるであろう道である。
長くなったけれども、つまりは科学を学ぶことが、人生の選択時に必要なことである、ということを言いたい。
さて、ではそうした科学を学ぶということを、どう始めたら良いのだろうか。