Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

娘と過ごす1時間の平和

今朝、一番の早起きはもうすぐ1歳の娘だった。


昨夜は、仙台での会議を途中で抜けたのが夜7時半。それから渋滞に遭ってしまい、途中仲間の販売店に避難所向けの本を届けたりしたものだから、帰りが遅くなった。家に到着したのが9時半。娘は車の中から寝続けていたので、妻は娘を抱いたままベッドへ。僕と息子は風呂に入り、歯を磨き、絵本を読み聞かせて、ようやく11時半に就寝であった。


もう目は覚めていたのだけれど、体の疲れを少しでも回復すべく布団に包まっていると「あうー」とベッドを降りようと(落ちそうに)していた娘を発見!すぐさま抱きかかえるが、妻も息子も疲れ果てていたようで、まだ起き上がれそうにない。


仕方が無いので娘と起床。夕飯が中途半端だった娘に朝食を食べさせることにする。待ちきれない娘に乳児用せんべいを与え、オムツを換えつつ、服を着替えさせる。前日のご飯と冷凍しておいたオカズで離乳食を作成。お湯も沸かしておく。娘はあっという間にオヤツと離乳食とミルクを平らげる。元気である。
僕の朝食はウィダーインゼリーで簡単に済ませて、鼻炎薬をゴクッ。洗顔もペーパーで済ませてしまい、寝癖だけ水をつけてドライヤ。その間、娘は散らかり過ぎてカオス状態の部屋からあらゆるアイテムを拾っては僕に渡し続ける。
「あい。」(はい)→あー、ありがとうー。
「あい、どーど。」(はい、どうぞ)→あー、ありがとうー。(疲)
「こっこっこっ」(不明)→あー、ありがとうー。(飽)
「くぅー、こふぅー」(不明)→あー、ありがとうー。(泣)


僕の準備が完了し、妻に一声かけて家を出発。娘とご出勤である。職場が実家であるゆえの特権である。


平和だ。
家があって、電気があって、水道があって、ガスがあって、車があって、ガソリンがあって、道路が使えて、仕事があって、そして何より家族がいて。