Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

全身に響くような刺激

一昨日の5/28(火)、大河原駅にある「Orga」のイベントホールにて講話をさせていただいた。
昨年からブルースカイネットという仙南の異業種交流会に混ぜていただいており、毎回幹事が交流会を企画するシステムとなっていて、本人が講話したり講師を呼んだり作業場などの見学会を行ったりといった活動を通じて、仙南を中心に活動する方々の様々な情報を得ることができる場である。
今回は始めての幹事役を仰せつかり、思い切って自分で講話することに決めたのだった。内容はズバリ「ソーシャル・ネットワーク」。


講話することにした1つ目の理由は、この機会を使って詳しく自己紹介したかったからだ。自分の経歴、ソーシャル・ネットワークの利用状況、これからの新聞販売をどう考えているか。そうしたことをまとめて一気に話すことで、初対面の方々とも打ち解けて色々な情報交換に結びつくと思った。この試みはとても成功したようで、その後の懇親会では講話中に話した家族の話や新聞販売の現場などについて詳しく話す機会を持てた。


2つ目の理由は、僕としてもここらで一度インターネットというバーチャルな空間と、五感で味わうリアルな物、特に「新聞」との関係について改めて俯瞰したかったからだ。今僕が売っている新聞、その価値はインターネットの登場によって変化し、これから電子新聞が普及することで更なる変化を迎える。ではその価値はどこに?僕らは何を価値とし、そして新たな価値はどう付加すべきなのか?結論はでないけれど、それを考えるいい機会となった。出席された方の多くもリアルな「物」や「人」を相手に仕事をされているのだが、インターネット上のサービスの普及が色々な影響を与え始めているのは肌で感じておられたようで、とても真剣に話を聞いてくれた。


3つ目の理由は、年1回程度はこうして外部の方々に向けてプレゼンする機会を持ちたかったからだ。そういう機会というのは、いざ得ようと思ってもなかなかできない。ところが、プレゼンのスキルというものは、どうしても場数が必要である。なので、せっかく得たこの機会にプレゼンをしておこうと思ったのだ。今回、講話自体の持ち時間は40分だったのだが、どうも35分程度で終わってしまった。結構早目に終わってしまうことを見込んで追加資料なども仕込んでおいたのだけど、やっぱりそれ以上はどうしても続けられなかった。まだまだ未熟だなあーと感じてしまった。その後のディスカッションが大いに盛り上がったのでひと安心だったけれど。


いずれにせよこうして考えをまとめ発表するというのは、頭や心臓だけではなく全身に響くような刺激を味わえる絶好の機会である。背筋が伸びるような緊張感と終えたあとの達成感は何物にも代えがたい。レベルは違うだろうけれど、音楽なり絵画なり、自分の作品をつくり公開するようなことに近いのかなーと密かに思っている。
またこうした機会があれば、積極的にチャレンジしたいと思ってる。iPad用のプロジェクター接続ケーブルも買ったしね!