Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

サマーウォーズ+α→乙

サマーウォーズ」を観た。
痛快な映画!を求めてTSUTAYAに行ったら、昨年の年間ランキング8位でレジ脇の棚に並んであり、しかも旧作で100円だし!と即決。実は観賞用というよりは劇中の曲を聴きたかったという理由で「ソラニン」も借りており、つい2本ハシゴしてしまった。(そして寝坊・・・)

サマーウォーズは久しぶりにあれこれ難しいことは一切無しの映画だった。これこれ。こういうのが良かったのさ。
まだ十分に自分の気持ちとか映画の内容が分析できてなくて、この映画のどこが自分にとってよく感じたのか、もう少し時間が経つときちんと言葉になる気がする。
でも、まあいいや、書いてしまおう、書いてるうちに分かってくるさ、ということで感想を書く。

絵やそれぞれのキャラ、風景などがいいなあ、とも思った。
デジタルな世界とリアルな世界の対比がとても上手。家族とか子どもとか自然とか、これでもかっていうくらいとってもリアルなリアルな世界。だからこそバーチャルな世界がバーチャルとして分かりやすくなっており、「ゲームの一種」と見なされていたバーチャルな世界が実はリアルな世界とくっついてしまう点の面白さを演出してる。

ストーリー的には、バーチャルな世界やリアルな世界のそれぞれの細かいゴタゴタがあるにせよ、力を合わせて悪を倒す、という分かりやすい展開。
まあでもこれで良いんじゃないかな。ひねりにひねられたストーリーは逆に分かりにくくなるしね。

細かくは、数学オリンピック2位という点が凄く興味有り。
だからって暗号を解くのが速いとか無いと思うんだけど、なんていうかそういう力が世界を救ってしまうとかワクワク過ぎる。だって普通にそういう友達とかいたら、ある意味変な人だよね。
そうそう、小学校〜中学あたりって、「ヒーロー=スポーツ万能」みたいな雰囲気って未だにあるはずで、部屋の中で机に座って行う競技とか分野ってヒーローにはならないよね。数学だけじゃなくて将棋とか習字とかさ。
僕も昔から体が弱くて頭でっかちとか言われてたから、そんな人間でもヒーローになれるかも、とか思うとやっぱり痛快だ。

個人的な笑いポイント→いや、でもモンスターマシンだからってそんな熱暴走したらメーカーも黙ってないハズなんですが(笑)

また良い映画を観たいと思う。