Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

ウサギを喰らい酒を想う

昨日は業界団体の会議、そして新年会。

「びわね」にて。
結構豪華なお店だったので、ついついお酒の手を止めて食べ物をパチリ。

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ウサギが!ウサギがいる!
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確か去年の新年会は欠席したので分からなかったけれど、結構奮発するんだなあ、としげしげと食べた。
まずお店そのものにビックリ。
暖簾をくぐって自動ドアを抜けると、ピンクの着物を着た仲居さん風店員さんがずらり。
「段差にご注意ください」と丁寧に個室へ案内された。
店内のつくりといい香りといい、高級旅館そのもの。
こんなお店が一番町からちょっと入ったところにあるんだなあ。

乾杯終わればもう料理そっちのけでお酒と会話なんですけど、ついつい手を止めて眺めてしまう料理にもビックリ。
いやいや、新年から良いものを食べさせていただきました。

こういうときは日本酒をグイッといきたいところですが、日本酒にはホント弱くなってしまった。
日本酒をグビグビ飲んでいた大学時代が懐かしい。
高校時代からお世話になっている師匠宅に遊びに行くと、次から次へと見たことも無い美味しいお酒が待っていた。

最初にハマったのは、山形は鶴岡のお酒「大山」。
超辛口、爽やかかつ清々しい飲み口で、通の方には物足りないかも知れない。
あまりお酒を飲みこなしていない大学時代の僕にとっては、本当に美味しいお酒だった。

それから新潟は栃尾のお酒「越の景虎」。
村上の「〆張鶴」。湯沢の「上善水如」。
どれもこれもスッキリした辛口のお酒で、新潟の肴『鮭の酒びたし』に良く合う!
久保田は高くてなかなか手が出せず。いつか飲みたいけどなあ。

高知の「酔鯨」。これはあれですね。龍馬伝でも活躍していた山内容堂の『鯨海酔候』から来てるそうで、新潟の景虎と合わせて名前も良いですなあ。

当の宮城といえば、登米は石越の「澤乃泉」。
それから村田の「乾坤一」も有名ですね。
もちろん「浦霞」や「一ノ蔵」も飲んだけれど、やっぱりね。マイナーな日本酒でお気に入りを探す魅力に一時期取り付かれました。

いずれにせよ、辛口スッキリ爽やか系という好みは変わらず。
燗で飲むようになったら、また燗に向いたお酒が好きになってくるかもしれないけれど、今のところは上に挙げた銘柄を越えるものに出会うことは難しいかもなあ。

またじっくりと日本酒を楽しめるようなときが来ると期待して、今日はゆっくり寝ることとします。

<2011.1.13追記>
僕としたことが、新潟の銘酒「八海山」と、富山「銀嶺立山」を忘れておった!
どちらも辛口のスッキリ系ですよ。ぜひ。