Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

必殺!背中クッション

生後8ヶ月の娘の寝かしつけに苦労している。

息子に比べて音や姿勢に敏感な娘は、ベッドへの着地がとにかく難しい。何とか着地に成功しても、10分〜20分で目を開けてしまうこともしばしば。
たくさん遊ばせてから寝かしつけに入るので、眠いことは眠く、抱っこして揺らすと程なくスヤスヤ寝るは寝るのだ。
ところが、着陸態勢に入っただけでも目が覚めるときがある。
かといってずっと抱っこしているわけにもいかない。
何しろ寝室も息が白いくらい寒く、僕はまだしも娘の体が冷たくなるのは何とも心配なのだ。

そこで最近編み出した技が、「背中クッション」。
ベッドの上、枕よりももう少し背中側に、やや大きめで固めのクッションを置く。
娘を抱いて体に密着したままベッドに腰掛け、そのままクッション目がけて倒れるのである。
クッションがあるお陰で、倒れても抱っこ体制があまり崩れず、娘も目が覚めにくい。
そのまま娘の足を自分の足に乗せて密着体制を崩さず、開放された方の手で布団を引っ張って娘ごと自分に掛ける。
これによってひとまず、「寒い」という状況からの脱出は図れるのだ。

しかし、ここからが本当の勝負。
まずは少しずつ頭を抑える手を空中からベッドに倒していき、クッションを抜いて自分の頭の下に置く。
体を曲げたまま娘の下になっている足を抜く。
最後に、娘の頭の下にある手を抜くのである。
一つ一つの作業は慎重を期さねばならず、娘の意識の状態によっては深い眠りに落ちるまで待つことも多い。
その時やってくる悪魔、それは睡魔。
いや、寝る。寝てしまう。娘の寝顔を見てるともう、たまらず寝る。無理だ。
昨日もだいぶ寝落ちしてた。10時ごろベッドに倒れたのだが、そのまま2時間ばかり寝てしまった。

息子の場合はもう少し簡単に離脱できたような気がするけどなあ。
息子は息子でまた違った苦労があったけれど、それはまた次の機会に。

そんなわけで、この問題に対する今日の結論としては、「えーい、娘と一緒に寝る!」である。
これが多分一番幸せ。