Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

ジャズフェス、それは熱い暑い夏のキャー

仙台・定禅寺ストリートジャズフェスティバルが河北文化賞を受賞した。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110118t15016.htm

ジャズフェスの名前を見ると、胸にこみ上げる熱い思いを感じないことは無い。そして、街中に流れる音楽がまるでケヤキ並木の枝を揺らすような、あの暑い夏を思い出す。10年前、僕は勾当台公園の一角で、初めて人前で自分のつくった歌を歌ったのだ。

ジャズフェスが毎年のように参加者を増やし、仙台の中で徐々に市民権を得ていく様を見てきた。街を歩くと、つい足を止めてしまう演奏があった。ジャズだけではなく、フォークやゴスペル、ビッグバンドに60〜70年代のロックがあった。一方で、そんな雰囲気とは相反するような曲もあったし、人だかりの割にはちょっと聴くに絶えない演奏もあった。
とはいいつつも、自分達も果たして聴いてくれた皆さんに満足いただけるような演奏ができていたかというと、かなり自信が無い。正直言えば、思い出すのも恥ずかしい。
というのも、初めて人前で歌った自分の歌、ギター片手に歌った自分の歌を、激しく間違ったのは、何を隠そう僕なのです。
そして、歌詞じゃないんです。歌詞はカンペキだったんです。

コードだったんです。

orz

あの、Bメロの後のサビが半音上がるんですが、上がらなかったんです。てか、1フレットずれてたんです。orz
あー恥ずかしい。あー恥ずかしい。自分の歌だし、あー恥ずかしい。でもいいんだ、いいんだ。出ることに意義がある!つくることに意義がある!歌うことに意義がある!

そんなわけで、ジャズフェスの名前を見るたびに、胸にこみ上げる熱い思い(赤面)を感じながら、キャアアアアアアとなっている僕をそっとしておいてください。