疎開

妻と子どもは、地震翌日の時点で疎開を決意。13日に東京へ向かった。
次は、90を超える僕の祖母だ。

祖母は腰が悪く、ほぼ一日中茶の間に座っている。年齢のせいか、風呂に入れず、思うようなものが食べられない今の状況を受け入れられない。
確かに、このような生活を続けて祖母の体力が少しずつ衰えることが何よりも怖い。そこで、千葉に疎開してもらうことにしたのだ。

千葉には、僕の従兄弟が住んでいる。妊娠中の彼女は悪阻がひどく、実家である九州から母親が介護に来ている。つまり、僕の祖母から見れば自分の娘とその孫娘が千葉にいるのだ。
明日、祖母を乗せて那須塩原まで行く。そこで従兄弟の母親（僕から見れば叔母）と合流して祖母をお願いすることになる。ガソリンが心配だが、何とか往復する分はありそうだ。やむをえないとはいえ、祖母には本当に申し訳ない気がする。

祖母が安心して暮らせる生活を早く取り戻して、祖母を迎えに行こう。
溢れる笑顔で千葉に行きたいものだ。