Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

携帯を携帯

先日から、ドコモの携帯電話を携帯することにした。


震災後、iPhoneの使えなさに愕然とした。一瞬でバッテリーが尽き、無用の長物となった。残り少ないガソリンを使って車で移動する際に僅かばかり充電したものの、常に電波がバリゼロ。通話などできるものかー。仕方が無いので、東京などとの連絡は公衆電話であった。
話は横道にそれるが、公衆電話の無料開放は大分役に立った。使い方は2パターンで、ひとまず10円なり100円を入れて通話し、通話後入れたお金が戻ってくるという方法と、緊急用の赤いボタンを押して通話する方法である。僕はもっぱら後者を使った。前者の方法は、後日人づてに聞いた話だ。まずもって驚くのは、そのような設定をNTTが全ての公衆電話を回って作業できたはずはなく、おそらく中央の制御システムにて切り替えが可能だった点だ。やるじゃないかNTT。


そこで、ミニコミ専用携帯として常備していたものの、あまり使用頻度が少なかったドコモ携帯の出番となった。これは使えた。3日くらいはバッテリーも持ったんじゃないだろうか。受信用としての役割はもちろん、iモードでツイッターや災害の情報を見たりもできた。頼りになるぜガラケー
それで持つことにしたのだが、早速娘にディスプレイを噛まれてしまい、液晶が変である。早く治さないと。でも面倒。。。
しかし、使える。電波への不安が一切ない。いつでも通話できるし、バッテリーの持ちもiPhoneに比べて半端ない。素晴らしい。ガラケーとかバカにしちゃいかん。


偶然にも、妻もauの携帯を携帯することになって、にわかに我が家は携帯祭り状態。今も、電話機の横にあるコンセントには、3台の携帯電話が繋がっている。


目下気になっているのは、せっかく設定した緊急地震速報が全く鳴らないことだ。ちゃんと設定しているのか確認したいのに、どうも速報が入るような大型地震(の予測)が発生しないようだ。なんだか少し残念ではある。防災システムの厄介なところだ。リハーサル不能


それにしても、この「携帯を携帯」って表現何とかならんか。