Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

あふれる思いはメロディと共に

スピッツを口ずさんでみた。なんて自然で美しいメロディなんだろう。


1週間ほど前から妹の車が実家にあるので、借りて乗り回してた。自宅の車は妻が使っていることが多く、特に朝と夕方はもう一台車が必要な生活になってしまった。息子と娘の送迎が、時間が微妙にずれてしまうからだ。何とかならんか、とも思うのだが。。。
今日妹の車のオーディオを探ったら、HDDからスピッツを見つけたので聴いてみた。懐かしいアルバムだった。「スパイダー」や「空も飛べるはず」が入っているアルバムだ。まだ全部聴きとおしていないので、無理やりにでも遠目なところへ行く用事をつくって聴きかじりたい。妹の車を酷使してしまうが致し方ない。


さっき、娘を寝かしつけるときに何曲か歌ってみた。ところどころ歌詞を忘れてしまっており、ハミングハミング。その決して奇をてらわないコード進行とメロディラインは、娘も心地よかった様子だった。曲の頭が思いだせず歌うのを止めると、「んー」とかグズグズ言う。歌詞を思い出してサビを気持ちよく歌っていたら、ほどなく娘は夢の世界に落ちた。


勇気を出したいとき。悲しさに包まれて涙に暮れたいとき。そんなとき、音楽は側で見守ってくれる。耳から、胸の奥から、唇の先から、思い出の中から、音楽はいつでも流れている。世の中に溢れる芸術の中でも、なんて身近で気軽な友達なんだろう。
これからの人生、どんなことが待ち受けているのだろう。楽しいこと、辛いこと、嬉しいこと、悲しいこと。そんなとき、音楽を聴こう。いつでもいつでも音楽と共にいよう。そしていつか、僕自身が誰かを支えるための歌をつくれたらなあ。


君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空を飛べるはず
ゴミできらめく世界が 僕たちを拒んでも
ずっとそばで笑っていてほしい
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい