Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

雨のち晴れの小吉

今日はまず、大崎八幡宮へ。


初めて行ったはずなのに、全く初めてな感じがしない。それもそのはず、大学時代は八幡宮近くの先輩の家に入り浸っていたし、友人も国見方面に住んでいたしで、よくここを通っていたのだ。地図を見て、ずっとそばを通り過ぎていたことに唖然としたぐらいだ。
神事って、個人的にはとても好きだ。どちらかというと、仏事よりは神事の方が好き。お経よりも祝詞の方が好き。なぜだろう?


おみくじは「小吉」。商売の項を見たら「損をするかもしれない」だってさ。損ってば。


それから、絵本を届けに名取へ。ここでものすごいスコールにあった。


前が見えなくなりそうな雨って久しぶりだった。歩道を自転車でひた走る高校生に同情するが、口を開けて明らかに「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」と叫んでいる男子高校生には申し訳ないが笑ってしまった。うわははは。風邪ひくなよー。


目的地に到着すると、まもなく雨は弱まり、日差しが出てきた。これまで見たことがないような巨大な虹を見ることができた。


僕は巻き込まれているのかも知れない。濁流のような大きな流れの中で、翻弄される1枚の葉に過ぎないのかも知れない。それでいい。どんどん巻き込まれてしまうのだ。流域には、僕が想像もつかない環境がたくさん転がっているのだろう。流れに身を任せて、そっと輪郭だけなぞれば良いのだ。