Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

雨の夜はレイニーナイト

白石市は今、何かと騒がしい。


7/31投開票で市議選があるのだ。相変わらずの名前の連呼は、何だかとても懐かしい気分になってしまった。やかましいという感じはしない。昔と比べて、多くの議員は顔も知っている。ああ、あの人かー、と思うだけ。でも騒がしいのは騒がしいよね。
選挙にソーシャルネットワークを初めとしたインターネットを利用することについては、まだまだ乗り越えるべき段階があるそうで。しかし、近所付き合いとか古くからの仕事上の関係から有力な地盤ができて、また日々の活動からある団体とか業界から支持をうけるとか、まさにソーシャル!これ、別にインターネット上で活動しても、結局は人と人の信頼関係や共感が票を集めるのは変わらないよね。ただ、陣営によってその技術的な部分や習熟度などが、特に年齢に応じて差が大きくなっているから問題になっているのだろう。今回の投開票が終わってすぐ、時期選挙でインターネットの使用を許可しておけば、今のうちにそういった人材の確保に動いたり、議員一人ひとりが勉強することでITリテラシーが上がるんじゃないか?んー、なかなか難しいか。スミマセン。


それから、何だか熱帯雨林気候になったんじゃないかという雷雨・スコールの日々。本当に集中して降るよね最近の雨は。軽く頭ぐらいは洗えます。ゴシゴシ。それから雷が怖い怖い。光と同時に地響くからもう仕事の手も止まるって。ジメジメも少なく、幾分涼しいからいいけど、ずっとこれだと困るなあ。


あとは放射線の問題だ。市議会議員候補者の全員が放射線放射性物質)対策、市民の安全と健康をうたっている。みんな同じ意見ならさっさと除染作業を主軸とした放射線対策の検討会でも立ち上げたらいいのに。そして逐次情報を公開し、子どもを持つ親たちの意見を聞く場所を設ければ良い。ははあ。選挙待ちだったのかな?選挙後にすぐ動くなら大したものだ。


そして、祭りが近付いている。今年の盆ほど、意味のあるものは無いだろう。多くの霊魂が黄泉の国からやってくる。目まぐるしかったこの5ヶ月間を振り返りながら、たっぷりと語り合う盆になれば良いと思う。
僕も、震災の前に亡くした家族や友人たちとたっぷりと語り合いたい。祖父は、この5ヶ月間の僕をどう見ていてくれていたのだろう。悩んだり、苦しかったりした。でも、とても嬉しかったり楽しかったりもした。戦後と比較される震災後の東北を見て、祖父はどんなふうに言ってくれるんだろう。


まだ雨が降っていて、外は真っ暗だ。明日は晴れるといいな。その明日も、また晴れるといいな。