Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

汗と終電


数年ぶりの再会でも、雰囲気が全く変わらない関係がある。それはとても貴重なんだなあ、と、昨日しみじみと感じた。ひどく酔っ払ってるうえに、駅まで腰をかばいつつ走ったおかげで、首筋に汗がにじむほど暑かった。電車の窓は全て曇っていて、座っている人はいずれも疲れているように見えた。程なく座ることができたので、深く腰を預けた。次の瞬間、駅員から肩を叩かれる。既に電車は終点の白石駅。僕は大音量でスネオヘアーを聴きながら眠っていたのだった。


家に帰ると、不思議なほど体が軽かった。思い切ってシャワーを浴び、水をグイっと飲んで1:30に布団に入った。あまりうまく眠れなかったけれど、朝息子の目覚ましで目を覚ましたら異様な元気が溢れていた。なるほど、心の開放とはこういうことか。体力とは無関係に生命力が湧き出てくる。そうかそうか、僕に足りなかったのはこういう時間だったんだ。


また次に会えるのはいつのことか。それまではまた、自分の世界でひたすら汗をかくのみだ。