ポン酒に心構えて
いつものスニーカーよりはマシだろうと、ビニル生地でややハイカットの靴を履いた。大分歩いてから、この靴にはまだ足が馴染んでおらず、少し歩くと左足の小指が痛くなることを思い出した。やれやれ、大切なことはいつも後になって思い出す。左足をかばいつつ、約束の時刻から少し遅れて会場に到着した。
久しぶりに日本酒を飲む。いつもは翌日のことを考えて焼酎にするのだが、この日は全員で日本酒を楽しもうという雰囲気になった。別に嫌いではないので、飲めば素直に美味しい。しかし、いつも以上に体中の力が抜けてヘロヘロになってしまった。そんな状態でも、左足の痛みは和らぐことはなかった。降り続く冷たい雨の中、足を引きずりながらやっとのことで家に帰った。
何とか風呂に入る。風呂からあがり、火照った体を冷やそうとダイニングの床に横たわると、そのまま妻に起こされるまで眠ってしまった。翌日も酷い頭痛と吐き気の中、無理矢理体を起こして遠足の準備に追われる息子と妻を手伝う。ダメだ。日本酒用の酵素を失ってしまったかのようだ。また日本酒を飲む機会がありそうだけれど、全く自信が無い。
ともかく、次に日本酒を飲む時は次のことに注意したいと思う。
- 翌日に用事を入れない、可能なら休む
- 水で休息を取りながら飲む
- 火照った体は床で冷やさない
- 寝る前に水をたくさん飲む
- 痛くないスニーカーを履く
守れる自信も無い。