Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

嫌なモノを叱っちゃうゾ作戦

最近、娘は何故か服を脱ぎたがる。ズボンだけならまあ仕方がないが、隙を見せるとオムツまで脱いでる。これが夏ならまあ暑いんだろうと理解もできなくは無いが、何しろ東北の11月だ。今年は冬に向かうスピードが幾分緩いとしても、風呂上りに半裸はマズイ。それでなくても常時鼻水と咳が続く娘だ。まともな風邪などひいてもらっては困る。
かといって無理やり着せようとしても泣きわめくし、力づくで着せてもすぐに脱いでしまうし、説得は効果が無いし、でホトホト手を焼いているのだった。


今夜も入浴後、オムツなど履かないと強く拒否する娘。その時、息子が1歳から2歳ごろに本か何かで学んだ秘技を唐突に思いついた。僕はオムツを手に取り、大きな声を出してオムツを叩きながらこう言った。
「ダメでしょ!!娘ちゃんに履かれないとダメでしょ!めっ!!あっぷーよ!!」
そう、オムツを叱ったのである。
しばし、何事かと僕と叱られているオムツを見ていた娘。ほどなく、僕の叱る声に恐れを感じたのかポロポロと涙を流して泣き始め、僕に抱きついてきた。「オムツさんダメよねー、娘ちゃん。許してあげる?娘ちゃん、履いてあげるの??」と僕が言うと、メソメソしながら抵抗をやめる娘。おとなしくオムツとパジャマを着せられたとさ。


この秘技のポイントは、叱る対象を本気になって叱ること。幾分大げさな方が効果がある。応用すると、風呂だったりベビーシートだったり、様々な「叱る対象」が発生しうる。他の大人に見られていると結構恥ずかしいものだが、思い切って演じきることが大切だ。


実は、息子にもこの秘技を使ったは使ったのだが、あまり効果が無かったか、あるいは使うシーンが少なかったかで、それほど多用しなかったような記憶がある。娘には今回初めて使ってみたけれど、どうも性格的に息子よりもインパクトがありそうだ。それはそれで使い方に気をつける必要がある。惰性にならないよう、娘の反応を見ながら使ってみようと思う。


「魔の2歳児」でお困りの皆様。一度この秘技を試してみてはいかがでしょうか。