Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

カメムシ・オン・ザ・リーフ


昨日の午前中、自宅に忘れたiPadを取りに行ったらアサガオが咲いてた。葉っぱにカメムシがへばりついてる。嫌われ者の彼だが、僕が写真を撮る間もジッとそのままへばりついていた。



夜は、幼稚園として参加する夏まつりパレードの練習に参加。息子はOBだが一緒に踊る。日曜に刈ったばかりの坊主頭にONEPIECEのTシャツ。何だかいつの間にか背中が大きくなってきているような気がした。



外食先で一足先に食べ終わった娘と時間を潰していると、娘は商品である犬のぬいぐるみを取り上げて抱き上げる。頭を撫でて(「擦ってる」の方が正しいかも知れない)、強く抱きしめる。


命なんだなあ。生きてるってことなんだな。どんな生き物にも命があり、いつしか逞しくなり、そしてこんなに小さくても母性を持っている。
意外と見過ごしがちだけれど、僕の中にも命があって、きっといつしか逞しくなってきたのだろうし、生きるために必要な要素を全て持っているはずなのだ。すり減らして、無理矢理燃やしても、それでもそこに生き続ける命を、僕は確かに持っているのだった。


今日も生きるのだ。
カメムシのように、必死に葉っぱにしがみつくのだ。