Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

雪と祭り

昨日は大雪の中、友人家族を誘って一家でスキー場へ。今シーズン初スキーである。


嫁さんは、2歳時以来のスキー。ほぼ初めてと同様なので、午前中はスクールに入って子どもたちと基本から教わっていた。息子は友人に面倒を見てもらい、同年生である友人のお子さんと一緒に午前中から何度もリフトに乗った。僕はといえば、スキー場初体験となる2歳9ヶ月の娘を相手に雪遊び。


嫁さんはひと通り基本を学び、スキーの着脱や方向転換、曲がり方もだいたい学んだ様子。ただリフトを降りた後は確実に転倒する上に、起き上がるのが一苦労だそうだ。僕もリフトは苦労した。もう2〜3度通えばコツを覚えるのではないだろうか。
息子は相変わらず怖いものなしである。ただ久しぶりのスキーで力が入ったようで、午後は膝の力が思うように入らないようだった。これももう2〜3回来てリフトに乗っていれば、じきに力の加減も分かってくるだろうし、筋力もつくだろう。結構疲れたようで、帰りの車では船を漕いでいた。そのままベッドへ。翌朝まで寝ていた。
娘は雪だるまをつくりたくて必死に雪玉を転がすのだが、パウダースノー過ぎて全く固まらない。1時間ばかり悪戦苦闘したあとは、ソリに雪を敷き詰めて「ご飯よー」とか言ったり、自分を雪に隠してみたりして遊んでいた。ソリ滑りばかりやっていた息子とは遊び方も違うものだ。余程疲れたのか、昼食後あたりからは自分を制御できなくなってしまった。無制限にお菓子を食べ、走り回って床に寝そべろうとし、大きな声を挙げてゲラゲラ笑ったりした。一度脱いだウェアを着ることを拒み、最後には帰りたくないと駄々をこねた。疲れたのだねえ。でもそれだけ楽しかったということだろう。車に乗ったら程なく寝ていた。
僕はそんな娘に午前中付き合い、午後から息子に付き合って少しだけ滑ったのだが、吹雪いてきたのでそのまま帰ることになった。朝に苦労して装着したチェーンのお陰で運転は危なげなし!しかし帰りの運転の眠いこと眠いこと。家族みんな寝てるし。


その後自宅のまわりを雪かきし、自宅近くの神社で行わているどんと祭へ実家の分の御札等も含めて納めに行き、蔵王町宮の刈田嶺神社で少しばかり神楽を見て帰宅。ヘトヘトだったけれど、何だか心地よい疲れだった。



この季節ならでは、この地ならではの雪と祭り。スキーといっても子どもの相手がほとんどだし、祭りだって結局は子どもの相手に終始してしまうから、大変で面倒だといえばそれまで。でも、それがここの特徴だし、個性。それを味わうことが、特に子どもたちにとっては何よりの宝なのだ。


と信じてだなー、明日から襲ってくる筋肉痛にも耐えるのだ。