Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

明日はもう少し前へ

2年間、毎日のように繰り返す。あの時、今の僕ならどう行動したのか。あの状況で、他にどう行動できたのか。どう行動するべきだったのか。もっと何かできたんじゃないのか。答えのない問いかけを、毎日のように繰り返す。


あれ以来の僕の行動を、何とか正当化しようとする自分がいる。間違ってない、他に取れる選択肢は無かった、僕には精一杯だったんだ。そんな自己弁護・正当化など、無駄な、本当に無駄なことだ。でも僕の心は、油断するとすぐに言い訳を始める。いいんだよね?今の僕はこれでいいんだよね?
そして極端に落ち込むこともある。僕はダメな奴だ。全然使えない。取るべき行動も理解できていない未熟者だ。色々な人を傷つけ、約束を破り、言い訳ばかりの毎日を過ごす。


それは、決して、震災を乗り越えたとは言えないんだと思う。


間違ったのかも知れない。もっと何かできたかも知れない。取るべき行動は他にあったのかも知れない。でも、僕は選択したし進んできた。これからも選択し決断し進むしかない。間違うこともあるだろう。正しいこともあるだろう。それでも進むしかない。一歩一歩、昨日より前へ。明日はもう少し前へ