Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

4DVD + 1Movie + 1Book

ここんとこ立て続けに映画を観た。観たかった、あるいは観るべきだと思っていたのに、なかなか観ることができなかったものを、この機会にまとめて処理。一度観てみると、また違うものも観てみたくなる。


フィッシュストーリー(DVD)

フィッシュストーリー [DVD]

フィッシュストーリー [DVD]

伊坂幸太郎作品では「アヒルと鴨のコインロッカー」が絶品だったので、これも期待して観てみた。僕としてはバンドのシーンが結構良くてグー。後で小説を読み返してみたら、結構大幅なストーリーの改変が行われていた。それでも話の根幹は外してなくて、雰囲気も崩してないから、上手だなあ、という感想。感動というよりは感心かも。


BECK(DVD)

「BECK」 通常版 [DVD]

「BECK」 通常版 [DVD]

逆にこちらはフィッシュストーリーの後ということもあってか残念な感想。佐藤健の歌を、是非聴いてみたかった。あと、長編マンガの映画化ということで仕方ないのかも知れないけれど十分にサイドストーリーに触れられていなくて、水嶋ヒロの情熱の理由とか置かれた立場のヤバさとか、最後の松下由樹の涙とかがピンと来なかった。佐藤健が受けてたイジメの行方の方が気になったり。


ゴールデンスランバー(DVD)

ゴールデンスランバー [DVD]

ゴールデンスランバー [DVD]

伊坂幸太郎作品3作目。仙台ロケということで知ってる知ってるという感じが悪くない。堺雅人VS香川照之とか、ん?最近こういう感じのドラマあったような…。これも小説を上手に映画化していて、やっぱり感心してしまう。色々な感想を見聞きしてからだったので、なるほどーという感覚で観てしまった。この作品は特に、原作とか他の人の感想とかの影響を受けやすそう。


かぐや姫の物語(映画)

嫁さん絶賛だったので、仙台フォーラムのレイトに初めて行ってみる。冬道をフォーラムまで歩くところも含めて、とても思い出になった。映画は序盤から何故かグッとくる感じ。そして竹取物語という日本最古のSFが持つストーリーとしての素晴らしさを改めて感じつつ、そこに独自のエッセンスを加えてキャラクターの魅力のみならずそのストーリー性を更に感動的なものにするという高畑勲監督の手腕にアッパレであった。間違いなく名作にラインナップ。高畑監督がもしこれを最後に引退するとしたら、見事としか言いようがない。


クライマーズ・ハイ(DVD)

クライマーズ・ハイ [DVD]

クライマーズ・ハイ [DVD]

新聞業界人としては観るべき、と言われ続けて観てなかった。というよりも、題材となっている日航ジャンボ機墜落事故にかなりの恐怖感があり、何となく避けていた。観ていて、その事故の描写や遺族などの描写はほとんどなく、少しホッとしながら観ることができた。事故当時の新聞社が舞台ということで、どちらかと言うと新聞の編集・制作目線であり、販売はどちらかと言うと敵だし、販売の現場にいるものとしてはうーむ販売だって編集の都合は理解してると思うけどねーとか思うけど、まあそれは演出だからね。
むしろ事故当時の主人公・堤真一の息子が今の僕の息子と同じくらい(8歳)で、映画の中の現在(2007年?)に白髪まじりになった堤真一と息子との関係にグッとくる感じでして、観るときの自分の環境って大事だなと。



本も読んでみた。

清須会議

清須会議 (幻冬舎文庫)

清須会議 (幻冬舎文庫)

んー。三谷幸喜ということで大分期待して読んだんだけど、そんなに笑えなかったな。時代劇の現代語訳ってことで最初は笑えるんだけどある程度慣れるしね。映画を前提とした小説なんだろうな。映像化したらきっと面白いんだろうな、と思った。



引き続き色々観たり読んだりしてみようーっと。