Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

わが校下町


今日は息子の小学校の始業式!春の交通安全週間ということで、朝7時半から8時過ぎまで、近くの交差点で黄色い旗を持ちつつ信号横断の誘導をやっておりました。我が家の子どもたちもスクスクと大きくなってきたので、こういった子ども会や町内会のイベントなどにも顔を出しやすくなり、否応なしに地域コミュニティというものを自覚することになる。こうして街角に立って通学する小学生に「おはようー」「いってらっしゃーい」と声を掛けていると、このまちはみんなでつくってるんだ!という感覚が芽生えて、それが地域コミュニティの核になるんだなあ、とシゲシゲと思いながら立ってました。いやその、クシャミを連発しながらですけどね。


元々小学校というのは、そもそもわが町・わが村、いわゆる地域コミュニティの中に作られたわけで、必然的にそのあたり一帯の中心地になっている。で、もちろん通学に便利という理由で小学校の周りに次々と家が建つ。家があれば商店ができ、道路が整備され、自治会やらが組織される。そうしてできている町は、いわば城下町ならぬ校下町みたいなものなのかも知れない。


東日本大震災後の地域コミュニティを考える上で、小学校というのは重要なポイントであると何かで読んだ。上記のような理由だけではなく、災害時の避難所、情報集積地として重要な場所なのだろう。中学校になるともう少し広い地域が対象になる。あくまで小学生が徒歩で通学できる範囲ということなのだ。


などとぼんやり考えることができ、はからずも良い経験になったなあ、交通誘導。