Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

右脳偏重型残業計画

朝仕事に出るというよりは、仕事が溜まってしまって夜中にやらざるを得ないという方が正しい。溜まっているのは、単に僕の筆が遅いからなのだ。気分が乗らないと、書いた文章がまるで気に入らない。何度も直して消してまた書き加える。ノーノー。それじゃあダメだ。

しかし、深夜に仕事をすると何故こんなに集中できるんだろう。思えば前の職場では深夜にばっかり仕事していた。
それだ。
それから、土日の休日出勤。イヤホンで音楽聴きながらの仕事ったらはかどるわ、はかどらないわ。
はかどらないんかい。
はかどらなかったような気もする。
だってネットとか見ちゃうし、音楽に乗っちゃうし、同じように休日出勤している同期をIPメッセンジャーで見つけちゃうし、だいいち眠いし。集中しろって方が無理。

ただ、時々神が降りてたなあ。神がかりなアウトプットを出せたのも深夜とか休日だったりした。特に結婚してから、深夜にノソノソ起きてやっていた仕事は神掛かっていた。よくやったと初めて自分を褒めたいと思う。5年も前だけど。

自分を極限まで追い詰めてみるというのは、誰しも必要なことかも知れない。それで見えてくるものもある。キツイキツイ状況で生み出したものが、次の極限で更にソレを超えてしまうときの成長。三日三晩の結果がまるで勘違いだったその落胆を乗り越える強さ。一方で、何かを失っている気がしないでもない。例えば健康とか、睡眠とか、感受性とか。

感受性って仕事にとても大事だと思う。
正直、子どもが生まれてから、仕事をしている時間は極端に減ったけれど、成果の質は向上したと思う。言葉の通じない子どもと自分の全てを使ってスキンシップをとるのに比べれば、社会の埃をかぶった大人たちに伝える方がよっぽど楽だ。世の中の多くの仕事は、リアルと論理を、右脳と左脳を、僕の気持ちと言葉を繋げる仕事。それは、鋭い感覚を持っている方が有利であることに間違いは無い。

そんなわけで、夜中の仕事中はしきりに音楽を聴く。ついつい歌ってしまうと他の人にバレるので注意が必要だ。眠くて乱文。