Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

散髪して考えろ

髪を切った。


天然パーマなので、伸びてくるとどうしてもモッサリしてしまう。長らく切っていなかったところに地震だったので、かなり見苦しい髪の毛を見せ付けることと相成ってしまった。本日、母妹二人により強制散発権が発動され、切った次第である。しばらくはチンチクリンなスッキリ髪+ヒゲである。


絵本の件、様々な人と情報交換をすればするほど、自分の考えの未熟さが露見してくる。ここ白石は、同じ宮城県とはいえ住居も水も食料も毛布もある"安全圏"であって、僕は実は沿岸部の状況など何一つ分かっていないのだ。
そしてそれぞれの人がそれぞれの悩みを抱えている。衣食住だけではない。持病のことや子どものこと、仕事のこと、親戚のこと。普通の生活ができていない上に、全てをゼロから考えなければいけない。
そんなところに絵本を提供することで、かえって負担になってしまっては意味が無い。


でも、きっと子どもたちは喜ぶはずなんだ。手にした本がどんな内容なのかワクワクする気持ちは、きっと子どもたちの生きる力を育てるはずなんだ。どうしたらいい?自分が行けばいいのか?それは果たして解決なのか?


考える。考える。考える。涼しくなった頭で、考える。