Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

一番興奮していたのは

6時間と踏んだ読みは寸分も違わず。
8時半に白石を出発し、妻の実家の門を叩いたのはちょうど14時半だった。


その後、興奮しまくる息子をなだめ、久しぶりに家族4人で外出。僕と息子は映画館へ。映画そのものよりも、仮面ライダー達がピンチになるたびに声が出てしまう息子ばかり見ていた。「ああああ、負けちゃうよお!」僕が負けましたよ。君はスゴイな。


映画の後、約束どおり駅前のヨーカドーでアーケードゲームをすることに。張り切って案内していた息子は、閉まりかけたエレベーターの扉に頭をぶつけてしまい半べそ。タンコブを抑えて涙ながらにゲームに向かう。君はホントスゴイな。


疲れたのか、二人で布団に入ったらあっという間に寝てしまった。
ありがとう。こんなに興奮して盛り上がってくれて、本当にありがとう。頑張ったね。


一方の娘、到着したての僕を見る目が「他人」・・・。
抱っこしようとすると妻に逃げ込む始末。20日間はそれだけの時間なんだよね。まあゆっくりと。
特に焦って父親であることをアピールするでもなく、息子の相手をしつついつも通りに娘に笑顔を向けたり、鼻水を拭いてあげたりしていたら、夕飯時には自ら抱っこに来てくれた。それからは僕を接待しているかのように、色々なものを持ってきてくれた。笑顔で持ってきてくれた。歩くスピードたるや逞し過ぎる。立派になったけど、寝かしつけられる時の仕草は20日前と同じだね。
抱っこしたら程なく寝た。娘も興奮してくれてたんだね。精一杯僕を迎えてくれたんだ。ありがとう。頑張ったね。


妻にも御礼をしなくちゃいけない。この暴れん坊たちをずっと見ていてくれてありがとう。お疲れ様。明日からもよろしくね。


そして、どうやら寝付けそうにないのが僕である。
そう、一番興奮しているのは、何を隠そう僕なのであった。