Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

春の放射線日和

今週から慣らし保育が始まった。


娘は元気に保育園の部屋を歩き回り、見たことのない沢山のオモチャや景色に目をキラキラさせて飛びついている。
まさか、息子以上に好奇心の塊な子どもを見ることになろうとは、しかもそれが再び自分の子とは、夢にも思わなかったよ。


慣らし保育は午前中で終わってしまうので、妻が買い物を済ますまで二時間ほど子守りタイムを楽しんだ。
バギーに乗せて、近くの子育て支援センターへ。小学校くらいの女の子三人をシゲシゲ観察する娘。またもや見たことのないものばかりで、好奇心のあまり転んでしまう娘。手押し車が壁にぶつかって行き止まりになると、バックして方向を変えて突き進む娘。女の子の様子を真似して、プラスチックでできた野菜などを鍋に入れたり、鍋に蓋をしたりする娘。
君は本当に11ヶ月なのか?


穏やかな日差しの中で、ひとときの安らかな時間を過ごした。


どうも、ここ白石も空気中の放射線濃度が平年より高いらしく、子どもたちと共に屋内に閉じこもっている人もいるらしい。
一体どの程度のリスクがあるのかわからないけれど、こんな素敵な日差しを見ると、もったいないなと思ってしまう。
ましてや、こんな好奇心の塊を屋内に閉じ込めて、それが本当に子どもにとって幸せなことなのだろうか。