Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

ザ・シンケンPTA

会長就任後初めてのPTA役員会へ行ってきた。


これは先日のお誕生会の写真。看板の字は息子によるもの。


まずは、時間が足りない!が正直な感想で。震災後初めてのPTA役員会。色々と話したいことがあり、訊きたいことがあり、決めたいことがあるけれども、幼稚園も役員もそれぞれの時間的都合もあるわけで。およそ1時間半という時間で議事進行を仰せつかったものとしてはかなり厳しかったなあ。
特に、初顔合わせということで自己紹介に時間を費やしてしまった。本当はもっともっと話したい人もいるし、聞きたい人もいる。家の状況は?沿岸部に親類や知人は?お仕事はどう?子どもの様子は?震災当日はどうだった?質問は尽きない。
そして何より放射能の問題だ。ひとまず基準値を下回る放射線線量であることは確認できたものの、どの箇所がどの程度の線量であり、子どもたちのリスクを極力減らすにはどのような策があり、またそれぞれの策にはどの程度の費用的人的負担が必要なのかを調査する必要がある。その上で、親たちと先生方の意見を聞き、然るべき決定をするべきだ。


それには、ともかく時間が圧倒的に足りないのである。


勝手な思い込みだけれど、こんなPTA役員会は初めてではないだろうか。これまでは、お決まりの議題に沿ってスムーズで滞りのない役員会だったはずだ。こんなに真剣に、子どもたちの生活を考えたことはなかった筈だ。それがダメなのではなく、単に安心していたものが脆くも崩れてしまったというだけのことだ。


おそらく日本全国でこのような状況は生まれているものと察する。各PTA会長も大変だろう。是非皆さん頑張ってほしい。子どもたちの健康を守り、親たちに安心感を与え、幼稚園や保育園とより良い関係をつくるのは、皆さんにかかっているのだ。