Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

マターリ日曜ムスメとピザ

マターリしていた日曜だったが、充実もしていたよ。特に、娘と二人きりの1時間半はとても良かった。


昼食後、疲れてきた娘はダウン。将棋がしたいとせがむ息子を実家へ預けると、健やかに寝息をたてる娘のベッドに潜り込んで一緒に昼寝。途中暑さに起きた娘を抱き、しばしそのまま揺れていた。再度寝入った娘を慎重に着地させ、僕もまたベッドに倒れこむ。


4時過ぎにようやく目覚めた娘と一緒に僕も起床、嫁さんは夕飯の買出しに出掛けた。寝起きの娘と二人きり。昼食をまともに摂らずに寝てしまった娘のために残されていた昼食を、もそもそと娘の口に運ぶ。腹が満たされた娘が本棚から絵本を出してきたので、僕も床に座って足を広げる。娘は、選んできた本を片手に僕の股のところへ腰をおろす。絵本をある程度読んであげると、ひとしきり満足した娘は違うことで遊びだした。僕はごろんと横になってiPhoneをいじる。


しばらくすると、娘がまた違う絵本を持って近くにやってくる。起きろというので起き上がり、また絵本を読み聞かせる体制になる。満足した娘が離れると、またもや僕はゴロン。すると、娘が真似して僕の上に乗ってきた。「うわわわわー」と驚いてみせると、娘は声を上げて笑う。僕の上を乗り越え、並ぶように寝そべると、今度は僕の顔をいじってきた。また「いたたたた!」と驚いてみせると、娘はまた声を上げて笑う。「んげげげげ」
今度は立てという。寝室まで行こうというのか。ついて行ってみると、やはり寝室。時刻は4:58ということで、まもなく子供番組が始まる時刻である。いや、まさかそんな。NHK教育をつけてみると、娘は楽しそうに観だした。僕はまたもやベッドに横たわり、飽きもせずiPhoneである。
番組が終わると、娘はまた僕に立てと命じる。リビングへ行きたいようだ。リビングへ行くと、僕の真似をして寝そべった。こらっ、そんなことしてるとお父さんみたいになっちゃうぞー。体をくすぐったりするとゲラゲラ笑う。


そんなこんなで、あっという間の1時間半。嫁さんが息子を連れて帰ってきたので、僕は子どもたちと風呂に入る。風呂からあがると、いい匂いが漂ってきた。手作りのピザはとても美味であった。ワインがあれば最高だったのだがなあ。



その後も、娘は遊び疲れたりちょっと甘えたくなったりすると、僕の膝に座ったり、背中にくっついたりしていた。娘がリラックスできるように、娘の体の形に合わせて僕も姿勢を工夫する。僕の体も、娘のサイズを覚えてきたようだ。


多分、これでいい。娘の気持ちを理解するなんてできないし、娘を操ることなんてできないし、いつかは離れる運命にあるのだろうし。ただ、一緒に同じ時間を過ごして、お互いに楽な位置取りを覚えていけばいい。そうして培った親しみを、大事にしておけばいいんだろう。