Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

本当のリーダー

リーダーとは。


組織が行う仕事、すなわちミッションの全てを把握し、組織として決めるべき事柄に対して正しい選択肢を採用することができるのが、リーダーなのだろうか。果たして、そんなリーダーというのは存在するのだろうか。


曹操孟徳もナポレオンもJ・F・ケネディも、優れたリーダーであったことは間違いない。でも彼らは、全て正しい選択をしたとは限らない。ときには誤り、失敗し、間違う。それでも、勇気ある決断によって活路を見出し、歴史に大いなる一ページを加えているのだ。


「間違っていても、それを誰もが許せる人間」それこそが、リーダーとして本当に必要な資質なのではないだろうか。
そしてその上で、リーダーは組織として必要な決断を下す。それはとてつもなく怖く、勇気のいる行動だ。しかし、優れたリーダーには、例え失敗しても共に分かちあい協力し、その失敗を挽回しようとしてくれる仲間がいる。その信頼感だけを頼りに、リーダーは決断を下すのである。


そう、本当のリーダーとは、例え決断が間違っていてもそれを誰もが許し、仕方がないと思いながらも助けてくれる仲間がいるということなのだ。