Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

本番が来ないことを祈るリハーサル

昨日夕方に発生した地震。3.11を思い起こさせるような、長くて大きい揺れだった。


その瞬間、あなたは誰と連絡を取りたいと思っただろうか?きっとその人は、あなたにとって最も大切な人なのだ。
僕は妻に連絡を取った。揺れている最中だったから、まだ通信制限がかかっていなかったのだろう、すんなり通じて会話することができた。僕にとって今最も大切な人は、妻と子どもたちだった。


次に、あなたはどんな行動を取っただろうか?きっとその行動は、あなたの本質を表す行動なのだ。
僕は一緒にいた同業の方たちと話し合い、次にどのような行動をすべきかを議論した。議論した上で、先ほどまで会議をしていた取り引き先のビルに戻り、正確で新しい情報を得ることとした。僕の本質はきっと、周囲の人と議論して最善の方法を選ぼうとする行動なのだ。


3.11の教訓が十分には生かされていないという議論もあるだろう。実際に怪我をした人や、仕事や生活に何かしらの影響があった人も少なくはないだろう。そして、改めて地震発生時の自分について見つめる機会を得た人は多いだろう。
今回を「訓練」と考えれば、昨日の地震は絶好の規模だった。改めて見直すべきだ。今地震が起きたら、あなたは誰を守るのか。あなたはどう行動するのか。そのために何を備えるべきか。