Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

東北楽天ゴールデンイーグルス日本一!

もう4日も経つけれど、東北楽天ゴールデンイーグルス日本シリーズを制し、見事日本一になった。震災のあった2011年に監督としてスタートした星野体制が3年目で結実するとは夢にも思わなかった。とても嬉しい。そして、「嬉しい」とたくさんの人がテレビやらFacebookやらで語っていて、それもまた嬉しい。


優勝を決めた日は、息子が所属するサッカー少年団が当日行われた大会で2連覇を飾った日でもあり、チームメイトの親御さんたちと祝勝会を行っていた真っ最中だった。もちろん、祝勝会として試合のビデオを見終えたあとはずっと楽天の試合を観てた。僕だけ途中仕事のため1時間ばかり席を外したけれど、息を呑む展開にみんな一喜一憂しながらずっとテレビにかじりついていた。


日本一が決まった瞬間は大騒ぎ。みんな大声を上げてハイタッチをしまくった。(いや、まあ、ちょっとだけ調子に乗り過ぎた家主さんがちょっぴりトラブルを起こしちゃったけれど)
とにかくみんな喜んだ。球場や特設会場となった陸上競技場ではもっと盛り上がったに違いない。集まったそれぞれが同じ思いで喜びを爆発させる。きっとこの優勝が嬉しいのは、自分だけじゃなくて周りのみんなも喜んでいるからだろうと思う。第三者的に見てみても、良かったなあと思う。


そして、優勝を決めた選手たちの気持ちを思うと胸が熱くなる。
レベルは全く低いけれど、僕も小学校から高校までサッカーをやってきて、チームメイトととにかく本気になって勝利を目指した瞬間がある。いつもは単なるチームメイトで同級生である仲間が、本当に頼りに感じる瞬間がある。そして僕もそんな仲間の役に立ちたいと願い、実際に助けてあげることができる。同じ方向を見て、目標に向かって懸命にがむしゃらになる。その瞬間の熱い思いは生涯忘れることはないだろう。


そんな風に、みんな生きることができたら良いと思うんだな。国、会社、地域、チーム、いろいろあるけれど、大いなる目標に向かって互いに支えあって一丸となる、それによって得られるパワー・エネルギーこそが、人間が生み出せる大いなる力だと思うし、何よりその一部に自分がなれた時の快感は何物にも代えがたい。
楽天の優勝で経済効果が云々と言われているけれども、僕はこの楽天日本一をきっかけとして、チームが一丸となる大切さやそのパワーに気づく人がきっと少なからずいて、その人によってまた大きく世の中が動くような気がする。いっときの経済効果だけが成果ではなく、もっと大きな影響をこの地域に住む人々に与えてくれたんじゃないかな、そう思う。


東北楽天ゴールデンイーグルスおめでとう!東北の皆さんおめでとう!