Hang In There

蔵王の麓で新聞屋さんが子どものこととか震災のこととか思い出などを綴ります

閏年のセントルイス

前回の閏年2008年は、変化の年だった。仕事を辞め、東京から白石へ引越し、こちらでの新しい生活をスタートさせた年だった。


ちょうど今頃は、最後の仕事となるプロジェクトの大詰めを迎えており、3/10に迫るアメリカ・セントルイスへの出張の準備に追われていた。ちょうどその頃妻の妹がイリノイに住んでいたこともあり、出張ついでに妻と2歳の息子もシカゴへ行くことにしたものだから、準備すべきことが山ほどあった。
今考えると良くあんなことできたなあと感心してしまう。仕事で同行するメンバーより滞在日数を1日だけ延ばしてもらい、その1日を利用してシカゴで妻と合流し観光する予定を組んだ。それまでは飛行機も全て別行動。もちろん家族で海外へ行くのは初めてだったし、義妹という力強い協力者無くして決して実現できないチャレンジだった。
妻と別行動中は何かと心配だったけれど、数年間に及ぶプロジェクトを締めくくる大任に正直ワクワクしていた。夜は米国のメンバーとディナーを摂りながら会話も何とかできた。最終日には、頭の中が「日本語→英語→話す」ではなく「英語→話す」になっていることに驚くばかりだった。


またあんな風に無我夢中になってチャレンジしたい。チャレンジできる仕事はすぐそこにある。それは、実はとても簡単なことなのかも知れない。